ニューヨーク留学は高い、それでもなぜおすすめなのか
アメリカ最大の都市であり、経済・ファッションの発信基地
アメリカ最大の都市、ニューヨーク。もうなんか響きがすでにカッコイイ、ニューヨーク。
グランドセントラルやタイムズスクエア、セントラルパークなどの映画・ドラマのワンシーンに出てくるようなおしゃれな場所も多く、夏休みや春休みの短期、それからコミュニティカレッジ・大学進学を目指す長期留学、どちらでも高い人気を誇ります。
私も1度だけ行ったことがありますが、ココで暮らしたらそりゃさぞかし楽しいだろうな、と感じたものです。
そんなニューヨークに留学する場合のメリットや、こまってしまうデメリットについて紹介してみようと思います。
ニューヨーク留学になぜこうもときめいてしまうのか
アメリカ留学を考える人が一度は候補にあげる都市、ニューヨーク。でもなんでそんなにニューヨークに行きたいのか、何がそこまであなたを惹きつけるのか、考えてみました。
その1 世界最先端の情報に触れられる街・ニューヨーク
アメリカで最も大きな街、ニューヨーク。マンハッタンには大手金融企業が本部を置き、国連本部もあります。ファッション好きならラルフローレンやダナキャランも本社はニューヨークです。
もっとアカデミックなところでいえば、The MetやMoma(メトロポリタン美術館・ニュヨーク近代美術館)やブロードウェイ、アポロシアターも有名ですね。
留学生にとっては憧れのコロンビア大学、音楽を目指しているならジュリアード音楽院やSUNY、CUNY(ニューヨーク州立・市立大学)もよく知られています。
挙げればキリがないほど、あれこれ魅力的な場所が多く、それぞれの最先端の情報に触れられるのがニューヨークという都市が人を惹き付ける理由です。
その2 人種の坩堝、いろんな人に出会うことができる街
ニューヨークには世界中からいろんな人が集まっています。世界を駆け回るビジネスマン、音楽や芸術を求めるアーティスト、ファッション業界で成功したいデザイナーの卵やダンサーなどなど…
他の都市にはないほどのいろんな人と出会えるのがニューヨーク留学の魅力のひとつ。
語学留学先となる語学学校には、いろんな目的をもった留学生が集まっていて、同じクラスになれば仲良くなる機会もあります。
その3 進学留学だって出来るニューヨーク
ニューヨークは語学学校だけでなく、進学、アメリカのコミカレや大学で学ぶための留学でも人気があります。
アイビーリーグの一角、コロンビア大学などの4年制大学に加え、SUNY、CUNYのコミュニテイカレッジ、コミカレも人気です。
日本の高校を卒業してアメリカの4年生大学へ出願・入学許可を得ることは難しいことですが、コミカレからのスタートなら語学力次第。
もし英語力に自信がなくても、語学学校からスタートして規定の英語力が身につけば進学することができます。
コミカレから大学へ、アメリカでの卒業資格、バチェラー取得のための進学留学先でもニューヨークはおすすめ。
魅力いっぱいのニューヨーク留学、でもデメリットは…?
華やかなニューヨークの街ですが、留学先として考えた場合にはいくつかの問題点もあります。
その1 何をしてもとにかくお金、留学費用が高い
アメリカ最大都市、ということもありニューヨークは地価が非常に高く、留学する場合にはその料金が大変です。
<参考>
授業料なども他都市に比べ割高なのですが、一番の悩みのタネは住むところ、滞在先です。
学校が手配してくれるホームステイも、マンハッタンにある校舎まで通学にかかる時間は普通に1時間以上、学校近くのホームステイ手配も可能ですが、割増料金がかかります。
ホストファミリーともめたくない、という理由で学生寮・レジデンスを希望した場合、その費用はホームステイの倍近くかかることも。
今や留学前にインターネットでシェアアパートを簡単に見つけられるようになりましたが、これ、まともな留学エージェントまたは学校スタッフなら絶対反対します。
実際に物件を見ずにネット上で公開されている部屋のきれいな部分だけを信じて契約、でも実際到着してみてみると、水回りカビだらけ、周辺は不穏な空気が…なんてこともあります。
ニューヨークへ長期留学するため、シェアアパートなどを探すなら、最初の2ヶ月くらいはホームステイで現地の情報や家賃相場を知り、実際に物件を見てから契約するようにしてください。
その2 大都市ゆえにニューヨークの注意点、治安について
おしゃれでカッコイイ大人気のアメリカ・ニューヨーク、留学するならここしかないよねー、と思うならぜひ知っておきたいニューヨークの治安情報。
実はニューヨークの治安は年々改善されてきてはいます。が!絶対に近寄っちゃダメな場所もあります(サウスブロンクスなど)。
マンハッタンの中心、人が賑わう場所なら安全なのですが、一歩通りを間違えると薄暗い裏道に入ったりもします。
夜、友達とちょっと遊びに出かけて遅くなったときには極力暗がりに近寄らないこと、これらニューヨーク留学をする前には「当たり前」に思うことが、長期留学をしているとマヒしちゃうんですね。
ニューヨークの留学生活になれたときが一番、危ない、これだけをしっかり覚えて気を引き締めてアメリカ生活を楽しみましょう。
その3 夏猛暑、冬極寒のニューヨーク,
そうなんです、ニューヨークって実は夏の暑さが日本の夏並。雨こそ少ないものの、水源に囲まれたニューヨークの夏にはスモッグが発生しやすく、視界が悪くなることも。
そして一番の問題が冬。マイナス10℃になることもあるニューヨークの冬は寒波のせいで雪が降れば飛行機が飛びません。高層ビルだらけの街にビル風が吹き抜ければ極寒の世界です。
ニューヨーク留学はそれでもおすすめ?
メリットにつづき、デメリットも紹介してきましたが、それでもニューヨークへの留学は本当におすすめなんでしょうか?
個人的な好みもありますが、私はニューヨーク留学、おすすめしたいですね。というか、正直、ニューヨーク留学を考える人は、その他の都市への留学に興味がありません。
本当に行きたいと思うアメリカ、ニューヨーク留学に行くなら、ニューヨークについてよく調べて、無駄なくリーズナブルに留学しましょう。
ロサンゼルス留学の費用とか進学とかアレコレ
アメリカ留学するならロサンゼルス?
私が留学エージェントとしてカウンセリング、お問い合わせの対応等々してきた中で、最も多かったのがアメリカ・ロサンゼルス留学、のはずです。
英語はもちろん、映画や音楽、ダンスに進学のため、はたまた短期でディズニーランドやユニバーサルスタジオ、ハリウッドに行ってみたいなど、びっくりするほど目的は人それぞれ。
私も人生で一度だけアメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルスに行ったことがあるんですが、「THE USA」っていうんですかね、独特な雰囲気があるとこです。
そのロサンゼルス留学をお金、留学費用だとか、目的だとかでアレコレご案内していきます。
<参考>
ロサンゼルス留学ってとりまいくら費用がかかんの?
ロサンゼルス留学すると留学費用がいくらかかるか、もうこの問合せ、何回見たか記憶にございません。都度、学校・コース、期間でそれぞれ違うんで、どんな留学を考えているか、ロサンゼルスで最もやりたいことは?目的ってなんかある?ってテンプレートで回答していましたね。
実際、ロサンゼルスって語学学校がうじゃうじゃあります。語学学校だけならかわいいんですが、英語を学べる場として、ロサンゼルスにはその他、コミュニティカレッジ(コミカレ)や大学まであるんです。
UCLA、って聞いたことないですか?カリフォルニア大学ロサンゼルス校のことなんですが、世界レベルのこの大学も、ロサンゼルスにあり、留学生向けの英語コースを提供しています。
また別の機会に書こうと思いますが、アメリカ、カリフォルニア州には州立大学が2つあります。
UC、カリフォルニア大学と、CSU、カリフォルニア州立大学です。CSUももちろん、ロサンゼルスにキャンパスがあり、CSULA(カリフォルニア州立大学)の他、ロサンゼルスの南にあるロングビーチ校、フラートン校、ドミンゲスヒルズ校などなど。
あとこれら州立大学とは関係ないですけど、世界大学ランキング1位に選ばれたCaltech、カリフォルニア工科大学もロサンゼルスにあるんですよ。
で、そんな選択肢豊富なロサンゼルス留学で費用がどれくらいかかるのか、とりあえず2つの語学学校を候補に、4週間、12週間、24週間と36週間で比較表を作ってみました。
学校名 | 4週間 | 12週間 | 24週間 | 36週間 |
---|---|---|---|---|
Kingsロサンゼルス校 | US$3,808 | US$10,244 | US$18,824 | US$27,512 |
コロンビアウエストカレッジ | US$3,230 | US$7,890 | US$14,430 | US$20,370 |
すごくないですか、留学費用の差。いずれも英語コースは学生ビザが必要となる午前・午後のフルタイム、滞在方法はホームステイ個室、朝・夕食付き、往路到着時の空港出迎え込み、です。
留学期間が長いほど、差が広がります。なんでこんなことになるかといいますと…
語学学校Kings Educationはイギリスからスタートした、大学進学などにも強い語学学校であり、イギリスではブリティッシュカウンシルなどの厳しい審査期間の基準をクリアしている語学学校です。ロサンゼルス校はチャイニーズシアターすぐそばの高立地。
またKingsでは、12週間以上の留学で真面目にレッスンに参加、レポートなども提出してもなお英語力が上がらない場合、目的レベルまでの英語レッスン費用を無償とする、保証制度まであります。
一方のコロンビアウエストカレッジ、CWCはコリアンタウンにある語学学校で比較的小規模ながら、参加する留学生にリーズナブルな費用で勉強してもらえるよう、徹底的に安い価格で英語レッスンを提供している、いわゆる格安校になります。
注意しておいてもらいたいのが、格安校、にも種類があって施設ボロボロ、講師の質も低い、いわゆるビザ取得のための学校もあれば、CWCのように、留学生のためにより良くより安く勉強してもらえるよう努力している学校もある、ということ。
こんな事情があることから、同じ語学留学、語学学校でも安いとこもあれば、ちょっと値が張るものの、しっかりしたバックグラウンドのある語学学校もあるんです。
コミカレ、大学付属英語コース、それから大学エクステンションなどでも英語レッスンは受講可能。ただ語学学校とはちょっとレッスン内容が違います。
語学学校は1人の講師に対し、15名前後のグループレッスン、会話力アップをベースに基礎英語を学びます。一方のコミカレや大学の英語コースは、アカデミックな英語力を身につけるためのもの。
1クラスの人数も多めで勉強する英語も、語学学校に比べると話す、より、正しい文法で書くための英語を勉強します(もちろん、コースが色々あるので会話メインのものもあったりはします)。
ロサンゼルスにダンス留学
アメリカ、ロサンゼルスに目的を持って留学する場合のその1、ダンス留学についてちょっと書きます。
まだ留学エージェントをしていた頃に、高校3年生の女の子から、ロサンゼルスにダンス留学がしたい、との問合せを受けたときのこと。
コミカレでもダンスの勉強ができることから、一種の進学で考えているのかな、と思っていたら、一生懸命調べて、有名なダンススタジオに通いたい、とのことでした。
でもダンススタジオでダンスレッスンだけ受ける場合、学生ビザって申請できないんですよ。
アメリカで学生ビザを申請するには、アメリカで通う学校がI-20と呼ばれる書面を発行できなければダメなんですね。
語学学校に通う場合には発行できるものの、ダンススタジオは留学生のためだけ、ではなくむしろアメリカで暮らす人のためのもの。
どうしたら良いでしょうか、という相談だったのですが、ある語学学校に相談したところ、「ウチの学校、そのスタジオに通ってる子たくさんいますよ」と教えてもらい、相談してくれた子にも同じように、学校に通いながら英語を学び、空いた時間でダンススタジオに通うという留学をすることになりました。
先に書いたようにコミカレでダンス専攻の留学も可能なんですが、ダンススタジオからは遠かったこと、またコミカレの英語コースだとダンススタジオに通う時間が到底ない、ということから語学学校+ダンススタジオ、になったわけです。
じゃあロサンゼルスに進学留学する場合は?
もし、ロサンゼルスにダンスだけでなく、その他の目的、4年制大学への3年次編入などを目的とした進学留学をするには、どうしたら良いか。
このアメリカ・コミカレからの4年制大学編入留学、は今や多くの留学エージェントが「2+2でアメリカの大学を卒業しよう」なんて宣伝してたりします。いいですか、これほぼほぼ「嘘」ですよ。
もし、2+2、コミカレ2年+大学2年で卒業できるとしたら、アメリカ留学前に相当な英語力、英検であれば1級くらいの実力がある場合のみ、です。
もちろん、日本からも夢を抱き、ロサンゼルスで英語コースからスタートしている留学生も含まれます。
ですが、まず英語コースからスタートする場合、コミカレが求める英語力に到達するまで、半年から1年かかる人もざらにいるんですよ。
コミカレの中にはNO TOEFLなんてうたって、英語力なくても参加可能ですよ、ってとこもありますが、これまた大きな罠なんです。
コミカレで卒業するために必要な単位を取得するには、まずコミカレ内の英語力証明となる英語科目をクリアすることが条件となっていて、この科目・単位を修了できなければその他の科目が履修できません。
たとえばビジネス基礎、という科目があっても、そこにはPre-requisite(前提条件)として、英語科目が終わっていること、って書いてあるんですね。
日本人にとってこの英語科目を修了することが最初にぶち当たる、ものすごく高い壁であり、アメリカ留学前に英語力をある程度身につけていないと語学コースだけで1年かかるわけです。
やっとの思いで1年かけて単位履修がスタートしても、積極的な講義参加、レポート三昧の日々に疲れ、単位を落としてしまうこともあります。
そうするとですね、英語で1年、卒業に必要な単位を取得するのに2.5年、コミカレ修了までに3年半かかることも少なくありません。そうなると何が問題か、って費用です、留学費用。
ロサンゼルスに1年、比較的費用の安いシェアアパートで暮らしても、学費とあわせて300万円は必要です。これに3.5年をかけたら、そこだけで1,000万円を超えるんです。
その上、仮にUCLAに合格できたら、1年で1,000万強は費用がかかります。2年で卒業できても、2,000万円、学士号取得(大学卒業)までに、5年半、合計3,000万円以上の費用が必要になってくるわけです。
こうした費用について、きっちり説明しない留学エージェントが少なくないようで、ロサンゼルス渡航後、一生懸命英語の勉強をしていても、途中でこの「留学費用」の現実に打ちのめされて泣く泣く帰国する日本人留学生が少なくない、ということも知っておいていただきたい。
楽しいことも間違いなく多いアメリカ、ロサンゼルス留学ですが、厳しい一面も持っています。
中学卒業後に海外の高校へ進学を考えるあなたへ
高校留学に関する基礎知識をさらっとご案内
先に書いておきますが、『元』留学エージェントのボヤキなので、ちょっと表現キッツイかもしれません、何卒ご容赦を。
毎年、夏休み前くらいから、中学3年生のみなさん、それからその保護者のお父さんお母さんから、海外高校留学したいって問合せが来てました。
うち半分、よりちょっと多いくらい?は親子でしっかり進路について話をして、留学する本人がどうしても海外で勉強したい、将来の夢があるんだ!というものなんですが…
残り半分については保護者が子供の成績や将来のために検討中の場合だったり、逆に親にはまだ話してないけどどうしても僕/私は海外に行くんです!という内容。
高校留学、特に卒業を目的とする進学留学は留学する本人、保護者、それから留学エージェントと現地サポート、さらに学校スタッフや先生方、すべてが一致団結して進めないと、まず「卒業」できません。
この点を踏まえて、以下、高校留学するには何が必要か、ちょっと説明させてもらいます。
高校留学するには、まず何から始めたら良い?
国際化の進む日本で、海外の高校への進学、という選択肢が一般的になりましたよね。海外へ高校留学するには何をまず考えたら良いでしょうか。 英語で授業を受けるので英語の勉強が必要なのは当然として、その他、出願するのに必要なものは?入学テストも英語?どんな教科の勉強するの?なんて考えたりするはず。
高校留学するにはまず、最も大切なこととして「ちゃんと中学校に通うこと」、これが大事です。
いやいやそんなん当たり前でしょうが、と思うかもしれませんが、「ちゃんと」、というのは授業をきっちり受けて宿題も期限までにもれなく提出、良い成績を維持することも含まれますよ?
日本の高校受験は多くが5教科での入試、なのでその5教科に注力しがち
でも海外の高校に進学するには、その他の保健体育や音楽、美術などの他の教科の成績も良いものである必要があるんですよ。
GPA、Grade Point Averageと呼ばれる成績平均点、これが海外進学では非常に大切です。
英語や数学、理科、社会に国語だけできても、保険や音楽の成績が低ければ、GPAがは下がる、ということを覚えておいて損はないです。
いざ海外の高校に出願、その前に
勉強を頑張ってきたので、じゃあアメリカの高校に行きたい!いやいや歴史あるイギリスの高校の方がいいかも、と行き先を考える場合。
今挙げた、アメリカやイギリスは公立高校への進学が基本的に出来ません。私立高校なら進学できますけど、めっちゃくちゃお金かかります。
海外の公立高校で日本人が卒業資格まで取得できるのはカナダ、ニュージーランドとオーストラリア。あ、ついでにフィジーって選択肢が出ていいますが、元留学エージェントだからいいます、絶対止めたんがいいです。
10月とか11月ですかね、フィジーが安いからと進学させた保護者から「フィジーは英語じゃなくて現地の言葉で授業してる」「英語が身につくと言われたのに全く身についてない」と連絡をもらい、なんとかオーストラリアやニュージーランドに編入できないか、と相談されたことが多々あります。
10代の大切な時間を無駄にして、ほぼゼロの状態からカナダやオセアニアへ転校するってお金だけじゃなく、貴重な時間を無駄にせざるをえません。あくまで個人の意見ですが、私がまだ留学エージェントをやっていたなら、絶対に事情を説明し、何より留学する本人のためにカナダやオセアニアを最初から勧めますね。
はい、ちょっと話がそれましたが、カナダやニュージーランド、オーストラリアに高校進学留学する場合。カナダなら地域別の教育委員会へ、オーストラリアは州政府、ニュージーランドは各高校へ直接、出願します。
カナダから説明すると、例としてバンクーバーに高校留学したいなら、バンクーバー周辺各地域の教育委員会に出願、その地域内の高校を「リクエスト」として出すことは可能。学校ごとの特徴はもちろんですが、各教育委員会別に特徴もあったりするので、慎重に選ばなければいけませんね。
オーストラリアも同じ、希望する地域の州政府に出願、「リクエスト」を伝え、GPAをふまえておすすめの学校を選んでくれます。カナダもそうですが、進学に注力している地域や学校だと、入学させてもらうためには高いGPAが必要となります。
最後のニュージーランドは公立校でも直接、自分が行きたいと思う学校へ出願します。こちらもやはりGPAや語学力が低いと入学許可が出してもらえません。
どこに進むにしても、GPAが大事、って伝わりましたでしょうか。
もう1つ、大切なこと、出席率
海外の高校へ出願するには、GPAを知るための成績書を英訳したものが必要です。この成績書には学校の出席率も出てます。
ぶっちゃけていいますが、いわゆる引きこもり、不登校の場合、なかなか受け入れてもらえないことが多いです。
たとえば大きな怪我をして出席率が低い、などは別ですよ?ちゃんと診断書を貰えば学校側も納得しますから。
でも、人間関係、いじめなどで学校に行けなくなってしまった場合、現地の学校としても「入学後に同じことが起こるのでは」「心の病のケアまでは学校ではできない」などのことから、入学許可を出してもらえないんですね。
ニュージーランドの高校の中には、それでも一生懸命、学校に通いたいという生徒さんの気持ちを尊重して受け入れてくれるところもあります。
ですが、そうした高校には同じ状況で進学した生徒も少なくなく、心機一転、ちゃんと通う子もいれば、やはり日本にいたときと状況が変わらないということもあります。
生徒さんの中には深い心の傷を隠して渡航、がんばってはみたものの途中で発作が起きる、なんてことも。
引きこもりだから、不登校だから海外なんて無理、って話じゃないんですよ、コレ?
一番大切なのは留学する本人が強い気持ちで海外進学を目指しているか。また保護者も留学エージェントに包み隠すことなく状況を説明し、場合によっては途中退学・帰国もしなければならない覚悟を持つこと。
そして何より、依頼する留学エージェントに出来る限り早めに相談し、準備万端の状態で送り出してあげること、これが大事、ということなんです。
子供のことだから、と保護者が常識を逸した、無茶な注文をするのも高校留学の特徴だと私は思っています(実際、いろいろなケースを見てきました)。
でも出来ないことは出来ない、現地ルールがある、そして何より高校留学するには、「海外で高校生は大人として扱われる」=自己責任、になることをよーく理解しておかなければ、「卒業資格」を得ることは正直、不可能です。
高校留学するにはいつ出願すれば良い?
最後に実際、海外の高校へ出願するタイミングがいつなのか、知っておきましょうか。
カナダは9月から新学期がスタートします。日本の中学校の卒業式は3月初旬。
「んーと、じゃあ3か月くらい前?に申込みで良い?」かというと、完全アウト。
カナダの公立高校はだいたい5月締切。「あ、じゃあ5月までね」、はいこれもアウト。
人気の教育委員会は早ければ前年の12月に締切になることもあるんですよ。じゃあカナダ高校留学するには、いつまでに出願すればいいのよ!って話になると、できれば夏休み明けには留学エージェントでの手続きをはじめるべき、でしょうね。
カナダに限らず、高校出願はあれこれ書類を用意する必要があり、さらに学生ビザ申請などを考えると早いに越したことはないですから。
続いてオーストラリア、ニュージーランドの場合。こちらは1月末か2月頭から新年度がスタート。「え?じゃあ日本の中学校で卒業式出れないじゃん」と思うかもしれませんがご心配なく。
卒業式を終えて、第二学期である5月上旬からの参加も可能。ただし、卒業目的であるなら、冬休み、12月に入ったら現地入して語学学校で高校準備コースに参加、1学期からの高校新学期に合わせるのがベター。
だって一学期もあれば、高校生ってナカコグループ作っちゃうじゃないですか。早めに越したことはないですよ。
で、出願のタイミングですが、オーストラリア、ニュージーランドの場合もやはり夏休み明けには手続きを開始すべき、ですね。
補足ですが、オーストラリアの高校に進学目的で留学する場合、「オーストラリアのカリキュラムに参加できるだけの語学力」を証明する必要があります。
出願先によっては英検でもOKくれますが、英検の語学力じゃちょっと、というよりかなり心配なので、早めに語学学校に通い、高校参加資格であるHSP、High School Prepartionコースの修了証をゲットした方が良いですよ。
高校留学するには、そのまとめ
海外の高校進学をする場合、語学力はね、そりゃ若いですから自然と身につき、日常会話は問題ないレベルになるんですよ。
ただ、海外高校進学をするのに知っておかなきゃいけないのは、語学力のその先、「高校卒業資格」取得の難しさ。
日本の高校は私もそうでしたが、気分次第でサボったりしつつ、テストで及第点だけ取っとけば、高校側も落第出したくないですから進級、卒業させてくれるじゃないですか。
でも海外の高校ってそんな甘くないんですよ、むしろ日本で言えば大学と同じ。
自分で学びたい単位、それから卒業に必要な必須単位を選択、授業に出て積極的な参加をしつつ、レポートもビシッと提出、さらにテストでもハイスコアを取らなければならない。
中学生が思い描く、海外で現地の高校生と楽しくランララーンなんてほんの一部で、実際は日本の高校生の数倍勉強しなきゃいけません。
これは私が一瞬だけ在籍した留学エージェントの、とあるカウンセラーの話(実話)です。
アメリカの某有名私立高校に1人の生徒を送り出したそのカウンセラー、卒業に必要な単位であるとか、高校生活のあり方などろくに説明しなかったようで、当の本人は単位が足りず卒業資格がもらえないことに。
良識あるカウンセラーであれば、勉強の進み具合や単位取得状況などを現地サポートスタッフ、または学校スタッフさんと協力しつつ、卒業に向け動きます。
ですが、そのカウンセラー、話を聞いていたら「行きたい学校は選んであげた。あとは自己責任。卒業できない?じゃあ日本で高校卒業資格認定かな。」なんてフザケた案内をしてました。
アメリカの私立でとある分野で非常に有名な学校だったため、1年間の留学費用は本人のお小遣い含め、1,000万円近く。3年でいったいくら使ったかは推して知るべし、ちょっといい家建つレベルです。
その上、留学エージェントとして手続き費用やサポート費用もガッツリ取っていたんですね。
私がそこを辞めた大きな理由の一つになりましたが、高校留学のエージェント、それからカウンセラー選びは本当に、ほんっとうに慎重に行ってください。
高校留学は語学留学と違い、留学エージェントが必須だと私は考えています(ちなみに自分で手続きしたもののうまくいかなかったから途中でお願い!と投げられても受けてくれない留学エージェントのが多いですよ)。
「留学」というものをよく理解していて、あなたのためになるアドバイスを、たとえネガティブな情報でも率直に伝えてくれる、そんなカウンセラーを選ぶようにしましょうね(別におじさんおばさんレベルでなくても、若いのに勉強熱心なエージェントもいます!)。
フィリピン、セブ島の語学学校をいくつか訪ねてみた その3(最終回)
いやもうホントに、セブ島留学、おすすめですとも
いよいよ最終日、午前4時には目が覚めてしまい、1時間だけ時差のある日本のニュースを眺めつつ、最後の学校訪問へ。最終日はセブシティにある学校を1つ訪問して、マクタン島の学校を2校、その後にワークショップの流れだったんだけど、そのセブシティで最後に訪れた学校がね…いやもうホント、ここどこなの?っていうレベル。詳しくは以下。
最終日3日目、EVからマクタンのPhilinterとBlue Oceanへ
なんだかんだあっと言う間だったセブ島での語学訪問最終日。セブシティにあるEV English Academyから、橋を渡ってマクタン島のPhilinter、それからビーチ沿いにあるBlue Ocean、その後近くのホテルでワークショップ、フェアウェルパーティーという流れ。
そしてここで運命の出会いがあったわけですよ、ええ。語学学校EV English Academy。訪問前から綺麗な学校だよー、とか、学校長イケメンフランス人だよー(男の私にはどうでもいい)とかって情報が飛び交っていました。
重い鉄門を開け、EVの中に入ると、どう見てもホテルが。しかも4つ星レベル。うん、これホテルでしょ、って旅行業経験者、留学業経験者なら誰でも思うはず。今回のCALAファムツアーで正直、施設はここだけ飛び抜けてましたよ(次点、I.BREEZE)。
大教室、じゃなくて講堂・シアタールーム(マジ大学の講堂を小さくしたハイテクなとこ)に一度集合したあと、校内散策からスタート。欧州の語学学校で勉強し、欧米の学校をいくつか巡った経験がある私から言わせていただくと、同じレベルの学校って見たことないっす。
建物入ってすぐのロビーには電光掲示板でアクティビティやレッスンについての情報が表示。その上の教室も、建物がつながっているドミトリもおしゃれ。女の子、女性がフィリピン・セブ島留学を考えていて、一度EVを見たら、多分だけど他の学校を選べないと思う。
この学校の設計にも口出しているフランス人の校長もまたなんていいますか、リゾートで出会うイケメン社長を表現してみました感半端ない。学校内にスタバかと思うほどのカフェ、そこに面したこれまた清潔感あるプール、ダイニング。
学校巡りをしたあと、先のシアタールームでフランス人校長がプレゼンしたんだけど、そのときに流れた夜のEVがまたライトアップさておりまして。会員制クラブばりのおしゃれぶりでした。
帰国してチェックして分かったんだけど、値段は決して安くはないEV。だけど、その差額分の価値は全然あります、特に女性で短期~長期、半年くらいセブ島いくならEVしかないと思う、本気で。
Philinterはガイサノショッピングモールすぐそば
尽く私のフィリピン・セブ島留学が失敗だったと痛感させられる今回のファムツアー。続いてはPhilinterさんへ。
余談ですがセブとマクタンとつなぐ2つの橋、マンダウエ橋(オールドブリッジ)とマルセロ・フェルナン橋(ニューブリッジ、日本のODAで出来た)はいつでも渋滞。これは前回のセブ島留学のときも変わらず、今回もまたもれなく大渋滞してた。
鉄道作るとか第三の橋ができるとかって話も出ているようで、またいつか、セブ島を訪れる機会があれば、さらなる進化をしていそうな予感。
Philinterに着くと、学校で噂の3人娘(?)によるプレゼンスタート。Are You Ready?の掛け声で、学校も参加している学生も英語の勉強の準備は「OK!」で英語レッスンがスタート。
アメリカンナクセント(誤字じゃないよ)の練習をちょっとして、試験対策や各種職業に関しての英語レッスンも提供していることを教えてもらったのち、学校内を散策。
プール有り、綺麗に整頓された学生寮あり、申し分ない語学学校です。最終日のランチはPhilinterの食堂で、ここの食事も同じケータリング業者なのか、とても美味しゅうございました。デザートに売店でマンゴーシェイクを追加いたしました。
最後の学校、Blue Oceanを訪問する前にPhilinterの外部寮であるホテルを訪問。ここの屋上がカウンターバー有り、空港や新・旧の橋や空港が見渡すことができる最高の宿泊先、社会人、または親子・家族留学の場合はこっちの宿泊が超おすすめ。
Blue Oceanはホテルの一部、教材もしっかり用意
いよいよ今回のCALAファムツアー最後の語学学校、Blue Oceanへ。この学校まで、思い出のマリーナモールを抜け、マクタン島の海岸線を走っていくんだけど、前回のセブ島留学で何回も往復した道でもあり、懐かしかった。
あー、なんかこういうとこだったなーと眺めていると見覚えのないショッピングセンター、もといジョリビー(マクドナルドが敗けたフィリピンのハンバーガーショップ)が。新しいショッピングセンターも出来、何より道路が舗装(前は土むき出しだった)されていたことに感動。
さらに懐かしい、ソウォン市場を抜け、マリバゴへ。マリバゴといえばマリバゴグリル。前回のセブ留学の唯一のお楽しみ、美味しいシーフードが食べられるレストラン。もしセブ島、これから紹介するBlue Ocean留学をお考えなら絶対一度は試してみて、本当に美味しいので。
そのマリバゴグリルのほんのちょっと先にあるのが語学学校Blue Ocean Academy。ホテル用入口を入って進むと、その先にホテルと語学学校が一緒になった建物が見えてくる。
到着後は大教室でプレゼン、学校散策なんだけど、学校の施設が綺麗だったのはもちろん、何よりもこの学校を選ぶ理由は滞在先がホテルであること、さらにその専用ビーチ、プールが使用できること。
ホテルのプールはいくつにも分かれていて、いかにもリゾートホテル感有り、また本当に狭いけど、先に進むとホテル客用プライベートビーチも。学校で英語レッスン受けたあと、ちょっとビーチ沿いのベンチで英語の勉強でも、なんてどこのセレブ?みたいなことができる語学学校でしたね。
それから、Blue Oceanは教材もオリジナル、レベルごとにそれぞれ教材を用意、最後の最後に前回のセブ島留学の失敗を思い出す甘酸っぱいファムツアーとなったわけです。
Blue Oceanでの訪問を最後に、近くのボールルームでのワークショップ、それからビーチ沿いのビュッフェでフェアウェルパーティまでしてもらいました。
この記事を読むか読まないか分かりませんが、CALAの運営スタッフのみなさん、ことスケジュール管理に駆けずり回っていたCPILSの日本人スタッフHさん、本当にありがとうございました。
セブ島出発の日は午前3時起き、空港まで送ってもらい、なぜか空港までの送迎車に同席していたある語学学校の高校生の女の子のチェックインをサポートして、帰国の途へ。
ここには書かなかったけど、いろんな日本の留学エージェントさんにお会いでき、またあれこれお話ができたのも良かった、と感じたフィリピン5日間でしたとさ、終わり。
フィリピン、セブ島の語学学校をいくつか訪ねてみた その2
語学学校も良いんだけど、マッサージも素敵(値段が)
初日の話で書き漏れたんだけど、学校巡りが終わったあと、CALAののスタッフのみなさんとの会食がありまして。
初日は山の上にあるMr.Aってフィリピン料理のレストラン。フィリピンで唯一、懐かしいわ-って声がでたサンミゲル(ビール)と一緒に堪能。
牛骨とじゃがいものスープが一番美味しかった。
そのあと、セブでも有名なマッサージ、Tree Shadeへ。ドライマッサージだったんだけど、疲れ取れたわー、癒やされたわー。チップの置き方知らなくて、後から担当の人の名前きいて直に渡したのが恥ずかしかったけども。
マッサージが終わると「お茶飲む?」って聞かれて、もってきてくれたそのお茶のお盆?にそっと置いておくのがスマートなチップの渡し方だそうな。もちろん、良かったなと思わなければ置く費用がないのは欧米と同じ。
多分、だけどセブ島に行く前のデスクワークの肩こりとかも取れたこと、それから突然の真夏の天候の中での学校巡りでの疲れもあって初日は爆睡、1年ぶりくらいに快眠できた。ありがとうセブ島。
2日目はIDEAからI.BREEZE、午後はCGバニラッド校とCELLAへ
2日目、ホテルの朝食ビュッフェがどうしてもお口に合わず、ジュースだけ飲んで学校巡りへ出発。
最初の学校IDEAは校舎が2つ。1つ目はシティタイムスクエア、セブ校。ショッピングモール(パークモール)が目の前にあり、学校敷地内に日本食レストランもあります。
プレゼンの後に校舎内を見て回ったけど、長期留学でもこれなら困らんだろうな、と感じたのが率直な感想。
次に訪問したのがIDEA Academia。高層ビルの上層階にあるんだけど、日本のちょっとおしゃれなインターネットカフェぽい、っていうのが第一印象。
中に入っていくと、これまたカフェっぽい食堂と、フィリピン人講師によるオンライン英会話教室専用ルームがあった。
あくまでBtoB、企業・学校相手のオンライン教室ってことで在学生が受講するのではないそう。とはいえ、ここから日本のどこかの会社でオンライン英語レッスン受けてるんだなーとちょっと感動した。
IDEA Academiaでは、フィリピン・セブ島で唯一、CELTAっていう難しい英語教授法コースを提供。コースに参加するにはIELTS7.0以上の語学力+インタビュークリアが条件。
えー、そんなん日本人にゃ無理なんじゃね?と思ったのでそのまま学校スタッフさんに質問してみたら「まだ日本人の方でコース修了された方はいませんね。」とのこと。
とはいえ、イギリスなんかで受講すれば高く費用のかかるCELTAがセブの格安留学で受講できるのは嬉しい驚き。日本だとTESOLとかJShineばっか有名だけど国際基準だとCELTAのが有利なんじゃなかったかな。
そんなCELTAも提供しているIDEA Academia、ここは子供が来るとこじゃないかな、大学生よりも社会人くらいの人にぴったりだと感じましたよ。
文字通り、校舎をそよ風が抜けるI.BREEZE
すげーなー、セブ島の高層ビルでおしゃれな環境で勉強できるんだなと感動しつつ、次の学校、I.BREEZEへ。
重い鉄製の門の先に校舎が広がるんだけど…すみませんでした、フィリピン・セブ島留学。ぶっちゃけナメてました。という気持ちが出てきた。
すんごいおしゃれなんだもの。門を入ってすぐ、マンツーマンとグループレッスン用の校舎。
その先に進むと綺麗に管理されたプール、そのプールに面した全面ガラスの吹き抜けダイニング。
大教室でのプレゼンの後に学校内の散策があったんだけど、まあ綺麗。学校奥にはドミトリ(個室~複数)、滞在用の寮があるんだけど、その奥から校門に向けてまっすぐ風が抜けるよう設計されているんだそうで。
たしかに学校見学をしていると時々、ナイスブリーズが、これは見た目だけでなく、快適さもしっかり考えられた校舎だな、と感じましたね。
2日目のお昼はこの学校でのランチだったんだけど、またご飯もね、美味しいの。食べちゃうよね、ガツガツ。韓国人の学生の方が多いのか、1品、見た目普通なのに鬼辛いイカ?のフリットには騙されましたが。
校長先生も、それから学校スタッフさんもにこやか、親切、丁寧で好印象。ちょっと限定的かもしれないけど、韓国が好きでフィリピン・セブ島でも綺麗なトコじゃなきゃ嫌!っていう女子大生やOLさんに激しくおすすめ。
前日に訪れたCG、今度は中心部にあるバニラッド校へ
I.BREEZEで一番おすすめのダイニング2階、良い風が吹いて一番WIFIが入るテラスでの素敵な時間を過ごした後、次の学校CGバニラッド校へ。
同じCGでもスパルタ校に比べると開放感がある、2018年にCGがセブシティ中心部でスタートさせた校舎。プレゼンの後に体験英語レッスン、かわいらしいけどハキハキした、いかにもプロと感じさせるフィリピン人講師による授業を受けさせてもらえた。
うん、こういう先生と朝から夜まで勉強できれば、間違いなく語学を学ぶ楽しさは身につくだろうともさ。
前回、私が失敗したフィリピン・セブ島留学の学校ではすったもんだの末、フィリピン人講師のリーダー?である講師が担当してくれることに。アメリカンアクセントが強い人だったけど、すごく良い英語の先生だった。
でも前回お話した通り、教材がろくでもない学校だったのでそのフィリピン人講師も困惑していたところ…当時、勉強がてら毎日みていたTEDでディクテ-ションとかどう?と提案してみた。
お子さんを生んでお母さんになったばかりのその人はTEDを見る暇などなく、全然知らなかったようで「これいいじゃん!こういうの教材にすべきだわ!」と大興奮、帰国するまでレッスンの都度、TED動画を見ては、それに関する質問や感想を話してた。
話をCGバニラッドに戻すと、2019年4月現在は新しい建物を敷地内に建設中でした。2019年夏までには完成予定、キャパシティーも増えるから乞うご期待!と学校スタッフさんが熱弁。ロケーションも良いし、スパルタ校のノウハウ活かした英語教育メソッドで安心して英語を学べる学校。こちらもやや韓国人留学生多め。
CELLAも校舎が2つ、CA目指すあなた、注目です
CGバニラッド校を後にして次なる目的地、CELLAへ。CELLAはプレミアム、ユニ、の2校がある語学学校。まずはユニ校を訪問。
吉田羊に似た学校スタッフさんからのプレゼンと校舎見学。上から下まで全部CELLA、上から教室、学生寮・ダイニング・クリーニングと降りてきて、一番下にはカフェ(CELLAの学生は割引あり)。施設も素晴らしいんだけども、この学校の最たる特徴はCA育成コース。
航空会社で働きたいあなたへ、韓国のCA要請専門学校のノウハウを元にCELLAではCA育成コースを提供。元CAの先生から、航空会社でのインタビュー対策法、CAとして知るべきマナーやナレッジを叩き込んでもらえます。
卒業生にはLCCだけではなくBA、ブリティッシュ・エアウェイズやなんと最近、JALに受かっちゃった子もいるそうで。
アメリカのコミカレでサティフィケートとるのに400万くらいかけるよりも、安くCAを目指せるCELLA、おすすめですよ。
その後、ユニ校からプレミアム校へ移動、こちらは学校訪問のみでしたが、広い敷地に整備された校舎、そのすぐ裏手にはレジデンス。家族でも滞在できる部屋なんかもあって学生だけでなく、親子・家族留学にもおすすめのCELLA。訪問中に吉田羊似のスタッフさんのかわいい娘さんと、学内ジムでトレーニングする旦那さんまで見学できました。
学校巡りのあとの懇親会、第2夜
Cella見学後はまたしてもCALAの運営スタッフさんのご案内のままに懇親会、その2へ。韓国料理のお店、Chosun Galbiで各学校スタッフさんとの名刺交換などなど。ファムツアー中日ということもあってお酒の量もやや多めでしたが、楽しい時間を過ごせましたよ。CALAのみなさん、本当にありがとうございました。
ホテルに戻る前にまたしてもマッサージを受けることができ、部屋に戻ったら倒れるように眠るだけ、フィリピン・セブ島、良いよ、おすすめだよ、と感じた2日目終了、続く。
フィリピン、セブ島の語学学校をいくつか訪ねてみた その1
2019年4月、CALA(Cebu Assosiaton of Language Academy)で、数年ぶりに再訪、フィリピン・セブ島。
とりあえず新しい空港が綺麗すぎ、そしてマクタン島道路できすぎ。
見学させてもらったそれぞれの語学学校を正直にレビュー、いや何マジで、はよ教えてよ、ってトコが多かった。
数年前のセブ島留学以来、毛嫌いしていたフィリピン・セブ島留学、見直したよ、やるじゃんセブ島。
新しい空港に到着、翌日からはセブ島の語学学校見学
成田空港からセブパシフィック航空(いわゆるLCC、シートに画面なし、飲食有料、預け手荷物も有料)でいざ久しぶりのセブ島へ。
ぶっちゃけ到着するまで、前回セブ島で滞在したときのもやっとした思い出が浮かぶだけで全然期待も何もしちゃいませんでしたね。
到着まで5時間、通路側シートに座ってたんだけど、隣に女子大生ぽい2名様着席。お化粧直しに行くのになぜ、日本人であるミーにイングリッシュで話しかけてきたかは謎のまま。
うまく眠れないままセブ島到着、あー、また入国でダラッダラ待たされるんだろなーと思って降機したんだけど…
え、何この新しくてピッカピカ感半端ない空港。セブ・マクタン国際空港で合ってる?と思わず周りを見回したほど。
入国審査とかもレーンがたくさん、サラッと手続き完了。エスカレーターで荷物受け取りレーン、EXITへ。
と、なんかデジャヴ。帰国してわかったんだけど、成田空港の到着後の流れと構造がすげー似てた。あくまで個人的な感想だけども。
今回は持ち込み手荷物だけだったので、税関抜けて出口へ。コンビニだの両替だのあったけど、お迎えのお兄さんが待っているはずなので外へ。
あちー、あちーよセブ島、忘れてた。というか、逆に空港エアコンよく効いてたってことか。
空港から出るとCALAの担当者のお兄さんがCALAって書かれたボードを掲げずに携帯電話中だったので、声かけてみた。
めっちゃ明るいお兄さん(後に判明したけどI.BREEZEって学校のスタッフさん)が、「同じ時間帯に到着するマニラからの飛行機が遅れてるのでちょっとまって」とのこと。
ぼーっと立ってたら汗かくだけなので近隣フラフラ、出口近くでSIMカードとかも販売されててホント便利になってたよ。
その後、他の参加者さんも到着、混載車にてホテルへ。ロビーで今回のCALAファムツアー(語学学校まわったりするんのをファムツアーて呼ぶ)で気遣いしまくってた語学学校CPILSの日本人スタッフさんとご挨拶。
とりあえず簡単な夕食と次の日からの学校訪問に向けた待ち合わせ等々確認して就寝。あ、ホテルのエアコンはゴワワワ-って轟音が響くセブ島思い出の極寒冷房でした。
初日はCDU、CPILSからのCGスパルタとOMGEへ
今回のファムツアー雨一切なし。ぎりぎり乾季だったとのことで暑かったけど爽やかだったね。これで終日自由なら良いのに。
なんて思いつつ最初の学校、CDUさんへ。ここが初めてのセブシティにある語学学校だったんだけど、まあびっくりしたずら、マクタンの田舎しか知らないオラは。
学校入口を入ると中庭にバスケコート、それから左手が食堂で右手にクリーニングをお願いするカウンター。
正面をまっすぐ進むとまず1階部分が学校スタッフさんルーム。なんか偉い人の部屋と、生活相談もできちゃう相談室、それから各種ビザ手続き等々ができる、アメリカのカレッジか、みたいなカウンターがありました。
そこでまずびっくりしたのが、フィリピン人スタッフだけでもエアコンがガンガンなんですよ。
前回セブ島留学した語学学校にはロビー、と呼ぶかコレ?ってところがあって大型のエアコンが設定されてたのね。
ランチとか休憩中、留学生は食堂や自習室にいて、そのロビーっぽいとこはフィリピン人講師のみなさんが食事取る場所になってたんだけど…
そんな広くもないのに人口密度が高いもんだから暑くて大変、なんでエアコンつけないの?暑いでしょうよ!って聞いたらさ、
「学生の相談を受けているとかでない限り、ここのロビーのエアコンスイッチをフィリピン人スタッフが触ったらダメなのよ」と。
先に説明しとくんだけど、フィリピン人の警備さん、食堂のみなさん、それから英語講師、全員、神レベルで優しい。いっつもニコニコ。英語レッスン以外で話きいてるとニコニコしてらんねえなそれ、って境遇にある人でもニコニコしてるのね。
一方で、日本人経営の学校だったんだけど、日本人オンリーのオフィスはエアコンガンガン。
頭をよぎりましたよ、「これが搾取、ってやつか」と。
そんなxxみたいな学校しか知らなかったものだからCDUさんでまずファーストびっくり。働いているフィリピン人スタッフさん、講師さんにもちゃんと敬意を払ってお仕事してるんだな、と。
ちょっと話がそれたのでCDUさんの説明にもどると、入口から大教室に案内され、学校紹介プレゼン。
CDUって実は目の前にある私立医学大学の英語コース、らしくて学生寮には医学部に通う学生の部屋もあるそうな。学校の外歩いてると白衣きたかわいい女子大生のみなさんをお見かけすることもありました。
一般英語の他に近くのホテルでインターン、病院でもインターン、インターンできるアピールが印象として残ってる語学学校。
プレゼン後、校舎内を散策させてもらったんだけど、CDUを選ぶ理由、インターンも魅力かもしれんけど、一番は「学内マッサージ有り、しかも料金学生なら半額」なとこ。
学生寮の部屋も綺麗だったけど、このマッサージ、胸に響くよ。おすすめだよ。
校舎みたあとは近隣散策、目の前にレストランやバブルティー(タピオカ)ショップなんかがあるノースドライブって建物があって、学校の食事に飽きたらココで美味しいハンバーガー(バーキンだけどね)もあるよ、って説明がありました。(あとセブンイレブンとマックも徒歩圏にあり)
目の前にある医科大学は見学せず、次の目的地であるCPILSへ向け、出発。
熱烈歓迎CPILS、フィリピン人講師の質にこだわりを見せる語学学校
CPILSに到着すると熱烈な学校スタッフのお出迎えが(以降、全部の学校でも)。ウェルカームってレーンを掛けてもらって、集合写真をパチリ。入口がそもそも元はホテルロビーなので広く、吹き抜け。ぱっと見たらホントホテルのチェックインカウンター。
そのあとは大教室でのプレゼン、CDUと同じく日本人スタッフさん(最初のホテル到着時にお会いした人)なんだけど、アメリカ帰り感出てるね、プレゼンがもうバリバリアメリカーン。非常によく分かりました。
曰く「CPILSで大切にしているのはフィリピン人講師の質。開校以来、妥協なく厳しい審査を続け、教育をしながら学生のみなさんからの厳しい声を反映しつつ、日々研鑽し続けている」のだそう。
話聞いてても「この学校のフィリピン人講師ならあれこれ教えてもらえるんだろな」と感じた。
と、いうのも、また前回の私のセブ島留学体験談になってしまうんですが、その語学学校、まー教材がナメてたの。いやこれは本気でご立腹でしたとも。
なんでって、「日本で販売されている英語教材」なんだよ?フィリピン人講師から、「じゃここ英訳して」って言われるんだけど、逆に「え、この日本語わかんの?」って聞いたら、
「日本語わかるわけないでしょ、答を知ってるだけだよ」と。で、実際回答すると、「そうじゃなくて違う表現あるでしょ」って結局、「ドリルの答え」が答えられなきゃ正解、とは言わないと。
そもそも私の前回のセブ島留学の目的は「英検1級合格」と「TOEFLiBT80取得」。申込みする前にそういうレベルの英語レッスンも大丈夫ですか?って聞いたら堂々と「全く問題ありません」とか言ってたのに。
セブシティの学校めぐり初日の午前中で、自分のセブ島1か月留学が本気で失敗だった、その理由が学校選びだった、と判明しました。
またしても脱線したのでCPILSのお話に。アツいプレゼンの後は校舎探訪、の前に英語レッスンを受けさせてもらいました。
トレーニングを受けたフィリピン人講師(男性)によるミニグループレッスンだったけど、素晴らしい、積極的に参加者に楽しく答えさせるコツがわかってるなー、と何様レベルの視点で感じました。
その後はセブ島No.1との声が高いスポーツジムや中庭のプール、売店におしゃれなカフェ(プールバーだったらしくビリヤードテーブルが置かれてた)をめぐって、待望のランチ。
いや、え、なにこの美味しさ。ちゃんと美味しい。So soじゃなくて美味しかったです。フィリピン・セブ島留学の大きな問題だったこの食事の質、ケータリング業者ができてから大幅に改善されたそう。
野菜のはしっこが黒かったり、果物がどろんどろんになるまで熟してたりしてませんでしたよ、ええ、私が通った学校の食事のように。
大満足でランチを堪能した後、次にCGスパルタ校へ向け出発。ちなみにCPILSは元ホテルだった建物と元銀行だった建物を改修して出来てるそうです。
スパルタ校って文字通りにスパルタ、CGスパルタ校
CPILSを出て順調に海岸線を走り、アジアで最大級のショッピングモール、SMシーサイドの先に進むとCGスパルタ校に到着。
レジデンスが紫、という印象が残っCGスパルタ校、バスケコートやプールが敷地内に。例によってプレゼンからの学校めぐりをしていたんだけど、この学校、CGスパルタ校は個人的な意見になるけど、「英語を本気と書いてマジで勉強したい人」向けかな。
学校内にはEOP、English Only Policy、のための巡回警備員もいて、EOPエリアで母国語やその他言語を話しているのをフライデーされたら罰金。回数を重ねてると追い出し(退学)になるほど厳しい、典型的なスパルタ校。でも、スタッフさんは優しいし、綺麗だし、この学校にきてたら、きっとセブ留学への最初の印象も変わったな、と感じましたよ、ええ。
アットホームな語学学校OMGEは滞在先がホテルです
綺麗な学校スタッフさんに別れを告げ、初日の学校訪問最終、OMGEさんへ。セブシティの中心部にあって、滞在が基本的にホテル。ロケーションばっちり、学校前のお店では焼豚も売ってるよ、と聞いてもいないのに学校の警備員さんに教えてもらえた。
ホテルの隣に位置する校舎は正直に言うと、ちょっと狭い。でも、学校スタッフさんを見てると、いわゆる「アットホームな」語学学校感がすごく伝わってきたよ。相談しやすい雰囲気なので、人付き合い苦手なら候補にしても良いのでは。
OMGEさんで初日の学校訪問は終了、いやもうなんだろ、こういう学校があるとか、早めに教えてあげて?って感じ。セブ留学、良いよ、本当に安いし、学校スタッフさんもフィリピン人講師のみなさんも、良い人ばっかり。
むかーし留学してた欧州だと、正直態度の悪い講師もいたりするんだけど、セブ島はそういう人をまず雇わないんだと思う。朗らかなキャラクターをもつフィリピン人講師のマンツーマン英語レッスン、特に英語初心者におすすめですな。
ちょっと長くなっちゃったので、次回へ続く。